蛭子能収さん(2)

続いてホロスコープにおけるタイトなメジャーアスペクトについてです。
火星海王星の60度
水星土星の90度
金星火星の90度
太陽天王星の120度
があります。
この中で太陽天王星の120度ははっきりと影響が見られる気がします。
天王星はオリジナリティ 発見 などを意味しますが 人間関係においてはベタベタした付き合いが最も苦手であり 天王星の影響が強い人は集団から一定の距離を保ち干渉されないようにする方が多いです。
束縛されることが何より嫌い。自由を何よりも尊重するという蛭子さんの生き方をよく表したアスペクトだと思います。
これは繰り返しますが蛭子さんだから取り上げたアスペクトなのではなく ホロスコープの強い特徴のうちの一つです。
太陽天王星トラインの方が皆 蛭子さんのように一人ぼっちが死ぬほど好きとは限りませんが 蛭子さんの場合 アスペクトのオーブも1度未満の4分程度 なおかつ山羊座の月もあいまって 孤独を好むきらいは強いとみてとれます。‥この日生まれの方 全員ですが
個人的な経験 育った環境 持って生まれた資質 ご両親から受けた影響 教育などの違いを考慮せず 星だけで可能性を探るなら あとは一室に天王星がくればより個が強くなるでしょうし 太陽がくれば唯我といった部分が出るでしょうし アセンダントがまたまた山羊座だったりするとなお独りが好きとなったりするかもしれません。蛭子さんはどうなんでしょうか‥

ホロスコープにおけるコンジャンクションはその人に影響が強く出ますが蛭子さん‥1947年10月21日の場合 ステリウム=3つ以上の惑星が同一ハウスに在室
が二箇所あります。
♏️蠍座の水星金星木星
♌️獅子座の火星土星冥王星 です。
このうち後者の♌️獅子座の火星土星冥王星に関しては このアスペクトを 狂気的な意味合いで解釈した 某博士の本を思い出します。蛭子さんの内に秘めた ある種の怖さ 人の良さそうなおじさんだけでは終わらない何かがこのアスペクトにあるような気がしないでもないです。 教科書的に読むならば冥王星のエネルギーは土星へ流れさらに火星へと順繰りに行くわけですから
極限まで(冥王星
制限する(土星)あるいは
鍛錬する
エネルギーを(火星)
ということになるんでしょうか

とてもとても変な例ですが一日中休みなら生理現象を我慢する必要はありません。でも仕事があれば それらをコントロール土星)する必要性が出てきます。
その仕事が何か特別でもう限界を超えて一日中カンズメ(冥王星)みたいになったら‥無理です 死んでしまう‥
そんな張り詰めたテンションで毎日を送るようなニュアンスがこのアスペクトにはあるのかもしれません。

火星はエネルギーですから それをどう燃焼させるかが大切である‥ということを聞いたことがあります。もて余せば怒りや攻撃に または過食に はたまたアルコールやドラッグに向かう
イライラしたら友だちに相談して喋って発散する あるいはその場で口論になる 他人に当たる 人に意地悪をする スポーツで汗を流す‥などがありますが 火星土星冥王星コンジャンクションの場合 そのエネルギーを気安く発散するイメージはありません。
蛭子さんの場合は漫画やギャンブルにそのエネルギーが向かったのでしょうか
だとしたらギャンブルはともかく とても良かったと思います。エネルギーの発散の場が無くなるとその矛先は先程も述べたようにだいたいよろしくない方向に向かいますから‥

以上 そんな部分がホロスコープを見ると内在している ことがわかります。
これも 当然その日生まれた方全員‥いやこの日近辺に生まれた方全員に共通することです。因みにこの日近辺に生まれた方では西田敏行さんとか根津甚八さんなどがいらっしゃいます。お二人とも同じ1947年生まれ
火星土星冥王星が♌️獅子座に同居しています。
最後に あと二つ気になったアスペクトがあります。一つはメジャーではないですが 太陽と冥王星の間にある72度ちょうどのキンタイルです。
キンタイルは円を5分割したアスペクトで創造性 遊び‥を表すそうですが クリエイターの方たちに多いアスペクトだそうです。本当かどうか調べてないのでわかりませんが。
これはどちらかというと 当てはめて抜き出した‥というか蛭子さんのイメージによく合う?アスペクトかなって思いました。冥王星って根底の意思らしいですが 太陽を通して自分の奥深くに眠ってるいる何か を楽しく表現できるってすごくいいなと感じました。合のような強烈に突き動かされ‥というのでは無く かといってトラインのように冥王星の意思に沿って歩む‥というのでもなく 楽しいと感じるままにやっていることが自然と冥王星の意思を汲んでいる‥というのが羨ましいなと思いました。
もう一つは太陽 海王星が同一サインにあり14〜5度離れているやつなんですが コンジャンクションというには広いオーブ。でも気になる星の配置なんです。蛭子さんが形容される 虚無的なキャラクターとか暗黒宇宙??とか 前衛的な作風とか‥そこらへんに関係してないかなって思うのですが‥